外傷歯の保存

今回紹介させていただくのは、外傷により歯根の破折が認められる歯に対し保存処置を行った症例です。

この患者さんは自転車で転倒され前歯を強打され受診されました。
レントゲン写真にて歯根先端部分が折れてしまっているのが分かると思います。

通常歯が破折してしまった場合、抜歯の適応症例になりますが今回の場合は根尖付近で破折が認められたため感染根管治療後、「歯根端切除術」を行い保存していきました。

術後6ヶ月は経過観察してから補綴治療を行う予定です。
救うことができる症例もあることを示す一例ですが、事故に遭わないのが1番ですね。

中丸聡子

術前画像

術後画像